ABOUT

つくる人の想いを、手にする人のよろこびに。

1949年、戦後間もない奈良の地で、鞄工房山本は鞄づくりから歩みを始めました。
現在はランドセル、鞄、農業など、つくり手の想いを届ける複数のブランドを展開しています。

時代とともに変化を重ねながらも、手間を惜しまない丁寧なものづくりは、今も私たちの原点です。
暮らしに寄り添うかたちを通して、これからも“つくり手”とともに歩んでいきます。

PHILOSOPHY

大切にしていること

想いをかたちにし、心を動かすものをつくる

想いをかたちにし、
心を動かすものをつくる

手間と時間を惜しまず、
丁寧に仕上げられたものには、つくる人の想いが宿ります。
私たちは、そんな想いのこもった製品や体験を通して、
誰かの暮らしにそっと寄り添い、
心を動かすものづくりを目指しています。

つくることを通じて、人を育み、未来へつなぐ

つくることを通じて、
人を育み、未来へつなぐ

子どもたちがランドセルと歩む6年間、日々の鞄とともに重ねる時間、
土から育つ食べものにふれる瞬間。
私たちは、それぞれの「つくる」に込めた想いが、人の心を育み、
未来の記憶になると信じています。
ものや体験を通じて、大切な“きっかけ”を
届けられる存在でありたいと考えています。

VISION

つくることの可能性を広げ、
社会に新しいつながりを生み出す

ビジョン ビジョン ビジョン

私たちは、ランドセルや鞄の製造からはじまり、今では農業やグローバル展開、体験事業など、多様なかたちの「つくる」を手がけています。
つくる人が想いを込め、使う人や味わう人がそれを受け取り、その中で生まれる感情や記憶が、誰かの未来につながっていく。
ものづくりの枠を越えた価値を届けながら、時代や世代、地域を越えて「つくる喜びとつながる力」を社会にひろげていくことが、私たちの目指す未来です。

MISSION

つくる人の想いを、
かたちにして届ける

責任あるものづくりで、心に届く品質を

責任あるものづくりで、
心に届く品質を

私たちは、奈良・天香久山の工房で、鞄づくりのすべての工程を一貫して行っています。
一枚の革を丁寧に扱い、細部まで責任を持って仕立てる。
そんなものづくりの姿勢が、品質への信頼を支えています。
農業においても、土づくりから真摯に向き合い、毎日安心して食べられるおいしいトマトを育てています。
製品も作物も、すべては“誰かに届くもの”。その想いを忘れず、ひとつひとつに向き合っています。

技術と手仕事の融合で、時代を超える価値を

技術と手仕事の融合で、
時代を超える価値を

革の裁断面に艶を与える「コバ塗り」や、角の仕立て「キザミ」など、時間と熟練を要する工程を大切に受け継いでいます。
最新の設備投資も積極的に行いながら、美しさと丈夫さを両立する手仕事の技術を磨き続けることが、私たちの品質づくりの中核です。
効率では測れない、手のぬくもりと誇りが、使う人の心に残ると信じています。

社会とつながり、
未来をつくるものづくりを

“つくる過程”を伝えることで、ものへの想いを育てる

“つくる過程”を伝えることで、
ものへの想いを育てる

子どもたちが毎日使うランドセルが、どこで、どのようにつくられているのか。
その背景を知ることで、ものに対する愛着や、大切に使う気持ちが生まれると私たちは考えています。
その想いから、近隣の小学校を中心に工房見学を受け入れているほか、関西地方の小学校では出張授業も行っています。
授業では実際に牛革を広げ、ランドセルの製造工程や、革が食肉用の牛の副産物であることを伝え、「いのちをいただくこと」「つくった人がいること」の意味にふれていきます。
ものの背景にある想いを知ることが、子どもたちの心に残るきっかけになることを願っています。

人と環境にやさしい、これからのものづくりへ

人と環境にやさしい、
これからのものづくりへ

ランドセルや鞄の製造では、部材を貼り合わせる工程に糊を使います。
一般的に使われる有機溶剤を含む糊は、特有のにおいや健康・環境への影響が懸念されるため、当社では、ヨーロッパを中心に使われているイタリア製の水溶性糊を導入しています。
これからも、つくる人・使う人・自然環境のすべてにとって負荷の少ない材料や工程を選び、持続可能なものづくりを進めていきます。

MESSAGE

心を動かすものづくりで、
誰かの人生にそっと寄り添うために

代表取締役会長 山本一彦

「どんな時代でも、良いものをつくらなければならない」。この創業者の想いが当社の原点です。
ランドセルには、それを選ばれたご家族の想いが込められています。その想いをつなぐために、鞄工房山本は心を込めてものづくりに取り組み、さらに、ものづくりにまつわる体験も提供したいと考えています。例えば、工房でランドセルができあがる様子を見学してもらったり、最終工程を保護者の方の手で仕上げてもらったり。ランドセルから始まる思い出や体験をお届けできればと思うのです。
そして今後は、三本の柱での事業展開を目指します。ランドセル事業、鞄事業、農業事業を軸に、社会の変化に対応しながらも、いつの時代も変わることなく、人を笑顔にする「良いもの」を追い求めます。さらに、事業活動を通して地域交流・活性化に寄与し、社会に貢献してまいります。

代表取締役会長 山本一彦

代表取締役社長 山本一暢

私たち鞄工房山本は、「どんな時代でも良いものをつくる」「世の中にないものをつくる」という、歴代の代表が大切にしてきた思いを受け継ぎ、魂を込めたものづくりを続けています。私たちは、「良いもの」にはそれを手にした人を笑顔にし、何気ない日常を心躍る瞬間へと変える力があると信じています。
これからは、ランドセル事業・鞄事業・農業事業の三本の柱を軸に、目まぐるしく変化する時代の流れを柔軟に受け止めながら、それでも決して揺らぐことのない「良いもの」を追い求めてまいります。丁寧につくられた製品をお届けするだけでなく、その先にある発見や驚き、心を動かす体験まで感じていただけるよう、私たちは日々取り組んでいます。
私たちの製品が、ほんの少しでもお客様の幸せにつながり、それが積み重なっていくことで、日本、そして世界の幸福の総量をわずかでも引き上げることができたなら。それこそが私たちの願いです。

代表取締役社長 山本一暢