私たちについて ABOUT
理念 PHILOSOPHY
大切にしていること
良いものを作る。
笑顔を広げる
丁寧に作り込むと、手間と時間をかけた分
美しく、機能性に富んだ良いものに仕上がります。
それを手に取ったとき、笑顔が生まれるように。
その表情を目にした周りの方たちにも、笑顔が広がるように。
鞄工房山本は、使う人の心を動かすような
ものづくりに打ち込んでいます。
こどもの未来に貢献する
こどもたちが体験するすべてのことは、
やがてこどもたち自身の心を形づくります。
私たちはものづくりを通して、より豊かな体験を提供し、
こどもたちに貢献できる企業でありたいと考えます。
できあがるまでの手間暇を知ったり、
ものを体感したり、愛おしんだり。
豊かな体験や感動を届けられるよう努めています。
ビジョン VISION
ものづくりを通して
感動の体験をお届けする
三つの事業でさらなる
発展と広がりを
当社は、ランドセル事業、バッグ事業、農業事業を展開しています。バッグ事業においては、オリジナルブランドを強化し、グローバルな市場を見据えて世界基準で日本のものづくりを発信したいと考えます。
農業事業では、まずはトマトの栽培をスタートさせ、植物の持つ瑞々しい生命力を感じられるおいしいトマトを多くのご家庭に届けられるよう尽力しています。
すべて根底に流れるのは、「どんな時代でも、良いものを作る」という創業から受け継ぐ想いです。鞄製造業でも農業でも、良いものづくりで笑顔と喜びを広げ、事業の発展と社会貢献を果たしていく考えです。
ミッション MISSION
丁寧につくり、届ける
細部まで手を抜かず、
品質を高める
「良いもの」を作るために、私たちが工房を構えたのは、万葉集などに詠われた天香久山の南嶺。のどかな山あいで、心穏やかにものづくりに向き合う環境を整えています。この工房では、鞄製造のすべての工程を行っています。委託や分業の多い業界ですが、一貫した製造体制で、細部まで気を配りながら責任を持って仕上げているのです。一枚の革から製品をこつこつ作り上げることで、品質管理に万全を期し、お客様のもとへ確かなものをお届けしています。
また藤原京菜園では、植物の持つ生命力を最大限に引き出す栽培技術によって、「毎日でもこどもや家族に食べてほしい」と感じていただけるようなおいしく安心なトマトを育てています。
丈夫さと美しさを支える、
こだわりの手仕事
鞄工房山本の特徴的な技術は、ランドセルづくりでの「コバ塗り」。革の裁断面を磨いてニスを塗る工程を繰り返すため、時間がかかる上、均一にニスを塗る熟練の技が必要ですが、独特の艶を出し、上品なシルエットを生み出すためには欠かせません。また、ランドセルづくりの中でも特に手間がかかる角の仕立て「キザミ」も大切にしています。角を細かく寄せてひだを作り扇形に整える、高度な職人の技です。
工房では、最新設備への投資を行うと同時に、こうした美しさと機能性を実現する手仕事の技術を守り続けています。
社会への取り組み
ものを長く大切に使ってほしい。
願いを込めて工房見学&
出張授業を実施
こどもたちが日々使っているランドセルは、どこでどのように作られるのか、その過程を知ることで、ものを大切に使ったり愛着を深めたりしてほしい。そうした願いを込め、当社は近隣の小学校から工房見学を受け入れています。ただ、工房では人数などに限りがあるため、関西地方の小学校に出かけての出張授業も行っています。こどもたちの目の前で本物の牛革を広げ、ランドセルができあがる工程を説明。食肉用に育てた牛の、最後に残った革をむだなく使っていることを伝え、いのちの大切さについて話します。また、ランドセルだけでなくどんなものにも作った人がいることから、大切に使う意味についても話をしています。
環境に配慮した持続性の
あるものづくりを
ランドセルや鞄を作る工程には、生地を糊付けして貼り合わせる作業があります。このとき、有機溶剤を含むゴム糊を使うことが一般的です。
しかし環境先進国のEU諸国では独特のにおいや人の健康への影響の心配がほとんどない水溶性糊が盛んに使われています。
現在鞄工房山本では、有機溶剤を含まない、イタリア製の高品質な水溶性糊を導入しています。これからも人と環境の未来を考え、持続性のあるものづくりを進めていきます。
代表メッセージ MESSAGE
「良いもの」を作ることで
人を笑顔にし、
地域社会に貢献したい
「どんな時代でも、良いものを作らなければならない」。この創業者の想いが当社の原点です。
ランドセルには、それを選ばれたご家族の想いが込められています。その想いをつなぐために、鞄工房山本は心を込めてものづくりに取り組み、さらに、ものにまつわる体験も提供したいと考えています。例えば、工房でだんだんとできあがる様子を見学してもらったり、最終工程を保護者の方の手で仕上げてもらったり。ランドセルから始まる思い出や体験をお届けできればと思うのです。
そして今後は、三本の柱での事業展開を目指します。ランドセル事業、バッグ事業、農業事業を軸に、社会の変化に対応しながらも、いつの時代も変わることなく、人を笑顔にする「良いもの」を追い求めます。さらに、事業活動を通して地域交流・活性化に寄与し、社会に貢献してまいります。
代表取締役 山本一彦